420歩 森の中で時間を止めて200秒 編

CanonEOS5Mk2 CanonEF24-70mmF4L iso100 24mm f10 200" B NISI-ND1000  photo : toshimasa
CanonEOS5Mk2 CanonEF24-70mmF4L iso100 24mm f10 200" B NISI-ND1000 photo : toshimasa

写真は時間を自由に操る事ができる魔法の道具だと思う。皆さんこんにちは。初夏の森に入って時間を自由に操ってきました。このブログを以前から読んでいただいている方にはもうお馴染みの手法です。皆さんが普段写真を撮っている時のシャッタースピードってご存知ですか?日中だと1/2000とか少し曇っていると1/250ぐらいでしょうか?これ単位は「秒」ですよね。1/2000秒です、物凄く短い時間です。人の「まばたき」の時間はおよそ0.3秒なのでカメラのシャッタースピードと比較すると物凄く遅いです。そんなシャッタースピードですが、今回は200秒という長い時間をかけて一枚の写真を撮ってみました。

では、どのようにして200秒という時間をかけたのか説明していきます。通常の装備で200秒シャッターを開けていると確実に真っ白な写真が撮れます。これは夜間でも街中だと真っ白になるでしょう。今回は、NDフィルターというものを使用しました。黒色のサングラスの様な板なのですが、それをレンズの前面に取り付けます。今回使用したNDフィルターはND1000という種類の物で、これは付けることでシャッタースピードを1000倍にしてくれる物なんです。

使い方は簡単です。まずは三脚にカメラをセットします。これは200秒カメラを動かない様にする為です。次にレリーズというシャッターをリモートで押す事が出来る機材を取り付けます。私は誤作動を防ぐために、有線のレリーズを使用していますが、無線タイプの物やスマホでできる物もあります。準備が整ったら、まずは普通に写真を撮ります。自分が納得した写真になったら、露出設定を確認します。確認するのはシャッタースピードです。今回は2枚目の写真が通常の装備で撮ったものです。シャッタースピードは1/5秒です。ではこの露出設定のままレンズにNDフィルターを付けます。レンズのピントリングを触らない様に注意しましょう。では付けることでシャッタースピードが1000倍にしないといけませんので1/5秒の1000倍で200秒になります。
CanonEOS5Mk2 CanonEF24-70mmF4L iso100 24mm f10 1/5" M  photo : toshimasa
CanonEOS5Mk2 CanonEF24-70mmF4L iso100 24mm f10 1/5" M photo : toshimasa

カメラのモードダイヤルをバルブのBにして、ISO感度と絞りは先程のままでシャッタースピードを200秒で写真を撮っていきます。そうすると最初に見ていただいた写真になるのです。動いているものだけが流れていく様子を捉えて、動かない物はそのまま写ります。
目では絶対に見る事が出来ない世界がそこに広がるのです。ぜひ皆さんも試してみてください。

今回の散歩はここで終わります。
また次回の散歩でお会いしましょう。