335歩 モノクロフィルムの思い出話し #3 編

CanonF-1n  CanonFD24mmF1.8ssc  ILFORD-DELTA-100  photo : toshimasa
CanonF-1n CanonFD24mmF1.8ssc ILFORD-DELTA-100 photo : toshimasa

色のない世界で光を探してみる。その光をいかにして捉えていくか。皆さんこんにちは。半世紀ほど前のフィルムカメラCanonF-1、私の相棒としてフィルム写真を楽しませていただいています。カメラの中にセットされているフィルムはモノクロネガフィルム ILFORD-DELTA-100というイギリスのメーカーのフィルムです。モノクロフィルムを入れると下町に足が向く。夜の街の光を探してみる。時は今から遡ること3ヶ月ほど前、かなりの防寒対策をしていても冷たい風に身が引き締まる。このキリッとした空気感が好きだ。寒いのは苦手なのだが、身が引き締まる感覚は大好きだ。機材を持って歩いているとそれなりの運動になる。ぐるっと撮影が終わる頃には体がポカポカに温まってくる。静かに眠りにつこうとしている街とモノクロフィルムの相性は思っていた通り良い。

CanonF-1n  CanonFD24mmF1.8ssc  ILFORD-DELTA-100  photo : toshimasa
CanonF-1n CanonFD24mmF1.8ssc ILFORD-DELTA-100 photo : toshimasa

カメラと三脚をかついで、静かな街をぐるりと回って戻ってきました。元の場所へ戻ろうと最後の路地を曲がったところに、その光はありました。駐車スペースなのかエントランススペースなのかちょっと複雑な地形をした場所でポツンと明かりを灯していた街灯。ここを通って良かったと思えた瞬間です。私が来るのを待っていてくれたような優しい光でした。フィルムカメラで写真を撮る時は、本当に大事に撮っていきます。それは、その場で確認できないから。だから後悔しないように大事に撮ります。良い出会いのあった素敵な夜でした。

 

今回の散歩はここで終わります。

また次回の散歩でお会いしましょう。