◆写真を撮るとき 光の向きって気にしていますか


光の向き 考えた事ありますか? 特に気にしていなくても、撮る対象物が一番良く見える光の差し方を無意識で探して撮っていると思います。
今回の散歩は光の向きについて少し考えてみたいと思います。カメラで撮る時に、太陽や光源となる物がどこにあるかによって、いろんな表現が出来ると思います。よく聞くカメラ用語で、「順光・逆光・斜光」があります。これは自分がカメラを構えている時にどこから光が指しているのかを表現している語句です。それぞれの光の当たり方について簡単に説明します。
順光  自分の背中側から光が差す向き。被写体に光がよくあたり明るく撮れる。光が強すぎると写真が平面的になってしまう。
逆光  自分の正面から光が差す向き。コントラストの効いたメリハリのある写真になりやすい。光が強すぎると、被写体が暗くなってしまう。レンズに直接光入ると、フレアやゴーストが発生しやすい。
斜光  横方向や斜めから被写体に光が差す向き。被写体を立体的に撮ることができる。メリハリのある写真になりやすい。


では、実際に順光と逆光を比べてみましょう。被写体は期河川敷に群生して光を浴びて輝くススキにしてみました。


◆光の向きを変えるとこんなにも変わって来ます


半場川 CanonEOS 5Dmk2 Canon EF70-300mmF4-5.6L iso100 300mm f5.6 1/2000 Tv photo : toshimasa
半場川 CanonEOS 5Dmk2 Canon EF70-300mmF4-5.6L iso100 300mm f5.6 1/2000 Tv photo : toshimasa

まず最初の写真です。この写真を見て、順光か逆光かわかりますか?特徴はススキの穂は白く光を受けている感じですね。逆に茎や葉の部分は黒く陰っています。明暗のコントラストの効いた強い印象の写真になっています。
これは「逆光」の写真です。太陽の方向を向いてカメラを構えて撮った写真です。白飛びしないようにシャッタースピードを速めに露出設定して撮っています。わかりましたか?

では次の写真を見てください。


半場川 CanonEOS 5Dmk2 Canon EF70-300mmF4-5.6L iso100 300mm f7.1 1/500 Tv photo : toshimasa
半場川 CanonEOS 5Dmk2 Canon EF70-300mmF4-5.6L iso100 300mm f7.1 1/500 Tv photo : toshimasa

ではこの写真は、順光で撮った写真でしょうか?逆光で撮った写真でしょうか?わかりますか。こちらも特徴を見ていきましょう。全体的に明るい感じの写真です。ススキの穂も茎や葉の部分もしっかりと色がわかります。奥行き感の無い平面的な写真になっています。ススキの穂も少しくすんだ感じを受けます。そうです、こちらが順光の写真です。自分の背中側から太陽の光を受ける感じで撮っています。先ほどの写真よりかなりシャッタースピードは遅くなります、また茎や葉の色がきれいに出ています。空もきれいな青空で写っています。
どちらの写真が良いとか、悪いとかは人それぞれだと思うので、自分がどちらの写真が好きだなと判断していただければ良いと思います。


光の向きや当たり方を更に気にしないといけないのが、マクロ撮影です。写る範囲が極端に狭い分光の量も少なくなっています。なので自然光の場合は何処からどんな光が当たっているのか、光の強さは十分かなど気にしなければならない事が増えてきます。また屋内での撮影の場合は、思っていた以上の光量の光が必要な事に気がつきと思います。そして光の当て方によって全く写り方が変わってくる事もわかると思います。自分で光源の位置を変えながら撮影して比べてみるとよくわかりますよ。自分の好みの光を見つけられるといいですね。

「写真は光をいかにして捉えるか」ということを常に考えながらファインダーを覗くようにしています。そこに光の向きを少し考えるだけで、被写体の表情が劇的に変わってくると思います。強い光もあれば弱い光もあり、とても難しいです。注意して欲しいのが特に順光の場合、自分の影が写り込まないようにしましょう。夢中になっていると先ほどまで差していた光が自分で遮ってしまっていることがあったりします。夢中になりすぎないことが冷静でいるコツなのかもしれません。まずは、被写体に向かってシャッターを切ってみましょう。撮れた写真がプレビューで確認できると思います。それを見ながらカメラを構える向きを少しずつ変えてみるとよくわかるかもしれません。いろいろ試してみるのが自分の思い通りの写真を撮るコツだと思います。失敗した写真を振り返ってみて、何が悪かったのかを少し考えてみるのもいいかもしれません。